2008年2月10日日曜日

偽装と人間性

赤福ファンの私としては、本店の営業再開は実にうれしい。またお伊勢参りに行きたいと思っている。ミートホープ事件以後、料亭の船場吉兆など信頼性を揺るがすだけでなく、発覚直後の幹部の対応などを見ると、通常の感覚では理解できないことがあまりにも多すぎる。社会保険庁の対応や資金の使い方などを見ても人間性を疑わざるを得ない。企業の社会的責任がクローズアップされているのにどういうことだろうか。翻って自分の翻訳サービス、つまりお客様への貢献に対する姿勢はどうだろうか。

人が見ているからきちんとやる、人が見ていなければ何でもあり。いわれればやるけれど、いわれなければやらない。「前からやっていることだから…」と不思議にも思わない。人間として何とも寂しい限りではないか。

このところ、能力開発やモチベーションアップのセミナーが花盛りである。かなり高額なものも多いが、勧誘のメールやリンク先のページを見ると、単に読者の気持ちをあおるだけのようなものもあり、疑問に思うことが多々ある。私自身はどちらかというと地味なタイプで、相手に自分なりの誠意を尽くしたいという所がある。近頃はこうしたタイプはめずらしいのだろうか。そんなことはないと思う。派手なことばかりが目立つだけで、誠意とまごころに溢れた人は必ずいると信じている。
このブログをご覧のあなたも、そうした人であることを願っています。